来年2018年春に行われる区長選挙の日程が決まりました。4月8日告示、15日投開票です。前回2014年の区長選挙は、志村区長が在職中に亡くなるという事態を受けて行われ、現在の前川区長が選ばれました。私も議員をやめて立候補したのですが、野党系の候補者が他に2人出る形になり、28,000を超す票を頂いたものの前川さんには遠く及びませんでした。
あれから4年、早いものです。前川さんは、つとに再選に向けた意欲を言葉になさっているように感じられます。さて、どんな構図になるのか。するのか。市民の声ねりまとしても、大きな宿題です。

他方、区長選挙と合わせて区議会議員の補欠選挙も行われます。前々回の区長選挙までは区議会議員選挙と同時に実施されていましたが、今回は1年ずれます。そして、首長選挙の際には議会の補欠選挙も合わせて行うという公職選挙法の規定があるため、来年は、補欠選挙も同時に実施されるということになります。区議会の欠員は現在、5つです。
この区議補欠選挙に向けてどうするか。市民の声ねりまとしての対応をずっと検討してきましたが、このたび候補者を擁立することを正式に決定しました。予定候補は高口(こうぐち)ようこさん。桜台生まれ、小竹在住。30代の2児のママです。
26日には、キックオフの集会を開催します。区政と区議会に、清新な、柔らかな風を送り込むために、私も全力で支えようと思っています。どうぞ注目していてください。

b0017546_10584995.jpg

# by ikejiriseiji | 2017-11-22 11:02 | 市民の声ねりま | Comments(0)

「視察」、終了

10月11月は、区議会の視察の時期です。
区議会には、5つの常任委員会と4つの特別委員会が通年で置かれています。議員全員が、一つの常任委員会と一つの特別委員会に所属します。この9つの委員会が、10月から11月にかけて一斉に行政視察に出かけます。
視察には、議員が個人または会派として行くものもありますが、ここでいう行政視察は委員会として、つまり議会の公式の活動として行う視察です。視察に係る経費を賄うために、条例・予算に基づいて税金が支出され、議会事務局の職員が視察の企画・準備にあたり、視察そのものにも議会事務局に加えて理事者(区の管理職)も同行します。
私が所属する委員会――健康福祉委員会と医療高齢者等特別委員会の今年の視察は、こんな内容でした。
健康福祉委員会
・10月24日~25日
・美唄市 受動喫煙防止条例について
・札幌市 子ども発達支援総合センター「ちくたく」について
医療高齢者等特別委員会
・11月9日~10日
・塩竈市 塩竈市立病院に置ける地域包括ケアの取り組みついて (写真)
・仙台市 介護予防自主グループ支援事業について

b0017546_12132098.jpg

いずれの視察も、視察先ではそれぞれの自治体の担当者がまとまった説明をしてくださり、視察先によっては座学だけでなく施設の見学等が入ることもあます。今回で言えば、札幌と塩竈は、それぞれの施設を見させてもらいました。いずれにしても、「視察」名目で観光地巡りをしているということはさすがにありません。
実際に現地を訪ね、そこの担当者の方とやりとりをしてみると、学ぶことはいろいろあります。また、どんな行政施策も、その地その地の個性、それぞれの歴史的経緯や環境に大なり小なり規定されており、現地に行けばそうした背景について実感することができるのも事実です。そもそも、土地柄も行政の姿勢やつくりも、その地その地で様々に違っており、新鮮な発見は常にあるものですし、そうした発見を通して、広い意味では議員としての見識や知見を豊かにできているということは言えるでしょう。
他方で、事情も背景も異なる中での取り組みを知ることが、どのくらい直接にこの練馬での施策や事業に生かせるものなのか、難しいところがあるということも実感します。環境も人口も、産業も財政規模も大きく異なる地を訪ねれば訪ねるほど、新鮮な印象とは裏腹に、練馬の区政にどう生かしていくかがあいまいになってしまいます。また、1か所せいぜい2時間程度の駆け足の視察ですから、どのくらい深く調査・学習ができたかとなると、心もとない思いがするのも事実です。
行けば行ったで、意味はある。しかし、行くためには、議会事務局には大変な負担がかかりますし、財政的にも少なくない税金が投入されます。日程的にも、9月議会から11月議会までのわずかな期間に2度の視察を詰め込むのは、なかなか難儀です。
視点や考え方も異なる議員が委員会として一緒に行く視察でなくても、会派ごとに、しっかりした目的意識と独自の視点で視察を組むというやり方もあります。こうした点も考え合わせると、今のような委員会としての行政視察がどの程度効果的で、また優先度が高い取り組みかについては、しっかり検証する必要があるというのが、私の基本的な認識です。

# by ikejiriseiji | 2017-11-15 12:20 | 議会 | Comments(0)

図書館とレファレンス

時代の流れにせかされるように、ブログ、ツイッター、フェイスブック、そしてラインと、Web上で新しいことに手を出してきました。とうてい使いこなせてはいないし、活用できているともとても言えないのですが、それなりに面白みも実感します。
ツイッターを始めた最初のころから、リストに入れて追っているアカウントがあります。国立国会図書館関西館図書館協力課 @crd_tweet です。「図書館に寄せられた質問の記録など、調べものに役立つ情報を集める『レファレンス協同データベース事業』の公式アカウント」です。

図書館とは何か? 本を借りるところ…う~む、確かにそう。でも…調べ物をするところ?…そうそう、それもある。でも…あとは何?
レファレンスという言葉、ご存じですか。利用者が資料を探したり調べ物をするのを助けてくれる、図書館員の専門的な支援のことです。
      (写真は練馬図書館のレファレンス・カウンター。了解を得て撮影させてもらいました)

b0017546_23425669.jpg

ここのところ、区立図書館のレファレンスにずいぶんと助けられています。ひとつは、練馬駅近くの「だいもん通り」の名前が付けられた経過。もう一つは、石神井公園が都立公園として整備される以前の状況について。
1週間ほど間を置いて、ていねいな回答をもらいました。区立図書館にある資料だけではなく、他館のものも含めて当たったうえで、該当する内容や資料名を分かりやすく整理してありました。本当に、ありがたい。館員の方には時間を取らせ負担をかけたと思います。でも、こういう仕事を見せてもらうと、図書館=無料の貸本屋といったイメージがどれほど貧しいかがよくわかります。
考えてみれば、一つ一つの本にはそれぞれの価値があるけれど、しかし、無数の資料や図書が織りなし絡み合ってつくる網が多様・多彩に広がれば広がるほど、知の蓄えは幾倍にも豊かになります。この網を織る作業が、レファレンス。大事にしたい図書館の役割です。しかし、この網を織るのも、手繰り寄せるのも、たとえばネットで検索するのとはわけが違います。書名や限られた書誌情報だけではなかなか拾えません。著者や書名からその奥に広がる本の内容をどれだけ豊かに想像できるか。全然関係がなさそうに見える本の、ほんの一節から貴重な情報が拾い出されてくるのを見たりすると、ちょっと感動ものです。
このレファレンスには――いや、レファレンスにこそ、図書館職員の専門性が鋭く、くっきりと表れます。人によって、場合によっては館によって、レファレンスの力量の違いを実感することが、残念ながら少なくありません。レファレンスの経験と技量をもっと組織的系統的に蓄積し、共有すること。図書館、そして教育委員会の大切な仕事だと思えます。

最初に紹介した国立国会図書館のレファレンスデータベースは、こちらから利用できます。練馬の区立図書館のサイトにも、レファレンスのことが出てきます(こちら)が、残念ながら、過去の事例集は2013年時点から更新されていません。レファレンスの充実。しっかり取り組んでもらいたい。
まずは自分で本を探す。目録に当たる。それでも見つからないときはレファレンスをお願いする。そしてできれば、結論を受け取るだけでなく、知識を拾い出し集め整理していく方法や視点を学んでいく。そんな利用者がもっともっと増えてよいと思います。

# by ikejiriseiji | 2017-11-10 23:50 | 教育 | Comments(0)
市民の声ねりまの区政ニュース「いぶき」68号を発行しました。今号の主な内容は以下の通り。まだご購読いただいていない方は、ぜひこの機会に!!
●A4版16ページ 年4回発行
●年間購読料(送料込み) 1,000円
●お申し込みは市民の声ねりま siminnokoe@nifty.com へ

2-3p 池尻成二・岩瀬たけしの議会報告
4p 岩瀬たけしの委員会報告   バス送迎・1年保育に1億円!
5p 池尻成二の委員会報告   バリウムから内視鏡検査へ
6p  主張 水・緑と生きるまちを ~前川区政は「みどり30」を捨てるのか~
7p  連載 区議会ってなあに    区議会も解散ってあるの?
8-9p 特集 こどもと未来を、もっと    ~区議補選予定候補・高口ようこさんに聞く~
10-11p  連載  こんなまち練馬 桜台の名刹・禅寺「広徳寺」
      連載 白子川の流域から ひと粒の雨が湧き水となる!?
12-13p シリーズ 「私の提案」「私の相談」
     オピニオン 知ってますか?朝鮮学校に対する差別
14p 新企画 定点観測
15p 声 「区にも児童相談所を」はパフォーマンス!? 
16p  市民の声ねりまより   ・チーム高口、発進!
b0017546_15543610.jpg

# by ikejiriseiji | 2017-11-07 10:44 | 市民の声ねりま | Comments(0)

議会報告を出しました!

区議会の第3回定例会が終わって1ヶ月近く。少し遅くなりましたが、私の議会報告「かわら版」を作り、いくつかの地域に配布しています。議会での議論を拾いながら、1ページではそれぞれの地域での焦点となる政策課題について取り上げています。また、見開きの2-3ページでは、練馬の緑の現状について。4ページでは前川区政の「ちょっと気になること」を書いてみました。
※今回は、区の西部を中心に配布しています。配布エリア以外の方でご希望の方は、市民の声ねりま事務所03-5933-0108までご一報ください。

かわら版で取り上げた各地域ごとのテーマ
石神井公園かいわい  『超高層ビルと大型道路計画の中止を ~石神井公園駅南口の「再開発」~』
八の釜かいわい   『安全・環境対策に万全を 外環大泉ジャンクション』
井頭かいわい   『学芸大通りの改良、待ったなし』
★西武新宿線かいわい(写真)    『地下化だって、あり! ~西武新宿線の立体交差~』
b0017546_14014686.jpg
b0017546_14014860.jpg
b0017546_14013810.jpg
b0017546_14013245.jpg

# by ikejiriseiji | 2017-11-06 14:07 | その他 | Comments(1)
順天堂附属練馬病院の90床増床計画。区から30億円にのぼる財政支援が予想される中、この増床を通してどんな病院になっていくかは区民・区政の重大な関心事とならざるを得ません。
増床と合わせて外来機能が再編されることで、外来患者さんへの負担増が懸念される。この点は、前回触れました。もう一つの論点は、増える90床を一体どのように活用するのか。言い換えれば、この90床をどのような機能を持った病棟・病床として整備するのかということです。
あらためて、増床される90床の配分内訳を示す資料を転載します。区議会の委員会に提出されたものです。

b0017546_19313674.jpg

5階から7階は、既存の専門科病棟の拡充です。4階は、病床の大きな組み換えが入りますが、基本は周産期機能の強化であり、趣旨は明確です。3階のICUの2床増もわかりやすい。問題は3階の残り30床と2階の54床です。事実上、増床分の大半にあたるのですが、しかし、この二つの病棟がどのような性格・機能のものになるのか、しっかりした説明はいまだにありません。
「どの科を置くかは決まっていない」
「婦人科混合の減49床。ほかの科に入院していた女性の方でこちらに移れる方を移動されるなど、ベッド調整で使っていた。そのベッド調整を2階3階でも行っていくと聞いている」
これが、委員会での担当課長の説明です。う~ん、よくわからない。多額の税金を投入することとなる増床です。地域医療の中核病院として位置づけられた同病院の貴重な増床分が、もっとも効果的に、またもっとも地域医療に貢献できる形で活用されるようにすること。それは、順天堂と練馬区の大きな責任であるはずですが、その肝心な部分があいまいなままであることはとても残念です。

私は、一つの考え方として、増床分のすべてではなくとも一部を「地域包括ケア病棟」として整備したらどうか、ということを提案しました。
地域包括ケア病棟は数年前に新たに制度化されたものです。
「地域包括ケア病棟とは、急性期医療を経過した患者及び在宅において療養を行っている患者等の受入並びに患者の在宅復帰支援等を行う機能を有し、地域包括ケアシステムを支える役割を担う病棟または病室。」(診療報酬施設基準)
地域(在宅、介護施設等)→地域包括ケア病棟→在宅。(高度)急性期医療機関→地域包括ケア病棟→在宅、もしくは他の入院医療機関。こんな流れの中に位置づけられたのが地域包括ケア病棟です。私が、この地域包括ケア病棟のことに触れた理由は、いくつかあります。
  1. 順天堂は高度に渡る急性期対応を基本とする医療機関である一方で、地域医療支援病院としての指定を受け、地域の医療機関との連携、バックアップをその大きな役割としている。地域の医療機関や在宅で療養する患者さんの増悪時の受け入れを担う地域包括ケア病棟は、順天堂の果たすべき役割に添っている
  2. 区としては順天堂以外にも地域包括ケア病棟の整備を進めるとしているが、療養機能と併設されたものが基本であり、二次救急機能を持ち急性期対応にも備えのある地域包括ケア病棟は、計画中も含めてごくわずかである。
  3. 地域の医療関係者からは、在宅で療養する患者さんの入院先として順天堂が極めて使いづらい(空いていない)という声は大変多く、地域包括ケア病棟へのニーズは高い。
  4. 順天堂から逆紹介で退院する患者さんのうち半数以上が区外に出ている。その多くは他の病院に入院していると思われるが、転院数の多い医療機関を見ても区外が4割近くになっている。つまり、順天堂には入れないというだけでなく、順天堂から出るときに移る入院先が練馬にないということも、大きな課題となっている。

実は、順天堂と同様に高度な急性期医療機能を持つ都立病院でも、大塚病院や荏原病院では地域包括ケア病棟が置かれています。順天堂に置かれても、不自然でも不似合いでもありません。
90床増床の一部を地域包括ケア病棟として整備したらどうか。この私の問いについて、区は順天堂の理事者に問い合わせをしてくれたようです。答えは否定的なものでしたが、しかし、十分に議論・検討が尽くされたのか。私には疑問です。
もし2階3階に新たに置かれることになる病棟が、すべて他のフロアと同様の高度で集中的な急性期機能や施設基準のもとに置かれ、他のフロアの病棟と一体的に管理されなければならないとしたら、確かに、60床が4号館に置かれていることは非効率だとは言えるでしょう。外来を外の建物、つまり4号館に出し外来患者さんに負担増を強いてでもベッドを1号館に集約することには、それなりの合理性があるかもしれません。しかし、もし増床部分の一部を地域包括ケア病棟として整備するのであれば、それが別な建物にあることの弊害はぐっと小さくなるのではないか。そんなことも思います。

専門的な議論です。私自身も、つけ刃の知識で議論しているところがあります。しかし、大切な90床、大切な30億円の税金を投入するのなら、もっと広く地域の医療関係者や議会の意見をしっかり聞いて、計画を練り上げるべきです。

# by ikejiriseiji | 2017-10-29 17:36 | 健康・医療 | Comments(0)
90床の増床に向けて、順天堂が新たに提案してきた施設配置計画については、いくつか懸念されることがあります。その最大のものは、外来患者への負担増です。
今は、外来は1号館の2階にまとまって置かれていますが、新たな配置計画では外来診療は原則として4号館に集約されます。問題は、検査です。外来には、検査は不可欠です。血液や尿検査といった基本の検査だけでなく、MRIやCT、あるいは順天堂にはPETもあります。これらの検査機能は、4号館には移りません。1号館に残されたままです。ということは、外来患者さんで検査が必要な人はどんな流れになるのでしょう?
この点についての詳細な説明を求められて、区の担当課長が答えた内容が以下のようなものでした。

各建物間の動線は、1号館からいきいき歩道橋を通って2号館へ。連絡通路を通って4号館に入る。駅方面からは、2号館から入ってエスカレーターもしくはエレベーターで2階に上がり、連絡通路を通って4号館に行く。
外来診療の流れは
  • 再診で検査のない方は4号館で受付をし、診察を受ける。1日約1300名の外来患者のうち700名程度
  • 再診で採血、採尿の検査が予定されている方は、最初に1号館で検査をし、検査結果が出るまでの1時間程度の間に4号館に移動。1日約250名程度
  • 初診は、まず1号館で受付をしカルテをつくる。その後、4号館で診察。1日120名程度
  • 初診のうち具合が悪く、紹介状を持たずに来る方で、どの診療科にかかればよいか判断の付かない方は1号館1階の総合診療科へ。初診の120名のうち20名程度
  • 会計は1号館4号館どちらでもできるようなる

ということは、1号館と4号館の間での移動が不要な人は、外来のうち再診で検査のない700人と初診のうち総合診療科に行く20人程度。1日1300人の外来患者のうち、残りの半分近くは4号館→1号館(検査)→4号館という移動を強いられることになります。4号館では、外来の診察室は4つのフロアに分かれており、4号館内での上下の移動も負担となるかもしれません。エレベーターは3基。外来は一人でいくつもの診療科に係る場合もあるでしょうし、1300人の患者さんとその家族・付添いが比較的短時間に集中する状況に混乱なく対応できるのかも気がかりです。
新たな施設配置計画が、外来患者の負担を重くするものであることは否定のしようがありません。順天堂は急性期医療を柱とした医療機関ではありますが、他方では「地域医療支援病院」として、地域の医療機関との紹介・逆紹介を支える外来機能も、大きな柱です。1日1300人という外来患者はたいへんな数ですが、今やその大半は紹介患者であり、この部分での順天堂の役割は決して小さくありません。外来患者の負担増を、軽々に認めることはできません。
外来を4号館に移転することと合わせて、診察室の増室や通路の拡幅などの機能の拡充・改善も図られるようですが、これらは1号館に外来を残したもままでも検討することはできるはずです。

多数の外来患者にこれまでにない負担を求めてまで、なぜ病床を1号館に寄せることが必要だったのか?
区によると、順天堂の説明はこうだそうです。
①サービス向上→病床を寄せることによって、入院患者が横に(歩道橋を使って1号館に、という意味)移動することがない。
②運営効率の改善→90床寄せることによって、運営上は行き来もしやすくなるし、患者の急変にもすぐ対応できる。
詳細は分かりませんが、ここで言われていることは理解できないわけではありません。しかし、外来と入院、外来診察と検査を別々の建物に分離することのリスク、不合理と比べてどうか。とりわけ、外来に訪れるたくさんの患者さんの視点に立って、検討が十分になされているとは、残念ながら思えません。
さらに言えば、4号館に入れる予定だった60床の病床にどのような機能を持たせるかによっても、施設配置の功罪はかなり変わってきそうです。この点では、ベッドを1号館と4号館に分けて配置することとセットで、病床機能についても、あらためて整理・見直しをしてもよかったのではないか。委員会の場で、私は4号館のベッドを「地域包括ケア病棟」として整備することは考えられないのか? と問うてみたのですが、それもこうした問題意識からでした。(続く)


# by ikejiriseiji | 2017-10-27 11:55 | 健康・医療 | Comments(0)
順天堂練馬病院の90床増床計画。もともとは、笹目通りの反対側に新たに4号館を建て、60床はそこに。残りの30床は1号館に、というものでした。それが大きく変わります。変更の柱は
①現在は1号館2階に集約されている外来診療スペースを4号館に移す
②増床分90床すべてを1号館に入れる
というものです。委員会資料から紹介すると、まずはこれが現状のフロア配置。

b0017546_19313145.jpg

次いで、こちらが増床後の1号館のレイアウト。修正後の計画です。2階の外来の大半がなくなり、54床の病床が入っています。ただし、外来に関連する機能のうち総合案内や採血・採尿はそのまま。また、CTやX線等の検査部門も1号館に残ったままです。

b0017546_19313674.jpg

こちらは、新たにできる4号館の配置図。1~4階の4つのフロアに外来が分かれます。

b0017546_19313448.jpg

この計画変更は、区の財政にも大変大きな影響を及ぼします。増築や機能向上に係る経費の一定割合を補助するということで、区はこれまで16.5億円の補助を出すと議会で答弁してきました。しかし、今回の計画変更で、この額が30億円にまで跳ね上がることが確実です。倍増、です。
私は、委員会でこの計画変更について異議を唱えました。きびしい財政負担の一方で、区民の医療を守り向上させるという点での配慮が足りないと感じたからです。 (続く)

# by ikejiriseiji | 2017-10-16 19:05 | Comments(0)
順天堂附属練馬病院と地域医療振興協会練馬光が丘病院。練馬の地域医療の「中核病院」と位置付けられたこの二つの病院を巡って、大きな動きが進んでいます。まずは、順天堂。
順天堂練馬病院は、現在、400床。病床稼働率は97%に達し、増床を求める声は様々な方面から寄せられてきました。問題は、用地。現在の敷地ではこれ以上の増床は無理ということで、紆余曲折ののち、石神井東中学校の校庭の一部を含めた土地のやり取りで笹目通りの向かい側に新たな建物を建て、そこを病院の一部とすることで話が進んできていました。

b0017546_19312857.jpg
(9.28区議会医療高齢者等特別委員会資料より。以下、同じ)

左側の大きな四角が1号館。現在の病院建物です。4号館とあるのが、新しい病院の建物。もともとは石神井東中の体育館などがあった場所ですが、その土地を中学校北側に順天堂が持っていた土地と交換し4号館を建てることになったのです。
2号館は、現在は事務室や会議室などの事務管理スペースとして使われています。1号館と2号館は区が設置した歩道橋(練馬高野台いきいき歩道橋)でつながっています。この2号館とさらに連絡通路で4号館につながるという配置です。
順天堂の90床増床計画は、議会としては、すでにおおむねの合意と判断を重ねて既定の事業でした――少なくとも8月までは。ところが、9月になって、90床の増床計画の大幅な見直し案が飛び出したのです。(続く)

# by ikejiriseiji | 2017-10-13 19:42 | 健康・医療 | Comments(0)
練馬区の健康推進課が“健康管理アプリ”の運用を始めます。健康に関わる情報提供や個々人の健康管理を支援する機能を盛り込んだアプリということで、「ねりまちてくてくサプリ」という名前です。運用開始は11月1日。
アプリ自体は、よいと思います。機能も効果も、検証は必要でしょうが、スマホのアプリというツールを活用していくのは大切なこころみだと思います。
問題は、このアプリの登録推進キャンペーンです。

登録を促すためにと、区は、こんなことを計画しました。
・アプリをダウンロードした区民の中で、抽選で3,000人にキャンペーン用品を贈る。
・キャンペーン用品は、血圧計、塩分計、スポーツアームバンドスマートフォンケース
キャンペーン用品のために、1,100万円の税金が使われます。1つ3,000円以上もするプレゼント、ということです。すごい…

なぜこんなにたくさんの税金を使って、プレゼントをする必要があるのか??
私が聞いたところ、担当課長は「民間企業でも登録推進にプレゼントを出すことはある」と。ん? そりゃ、企業ならアプリ登録で何らかの収益を得るんだから何の不思議もない。区は違うでしょ??
課長の答弁ではまずいと思ったのか、すぐ部長がフォロー。「登録を促すことで、その後のアンケートをしっかり取り組みたい」と。つまり、キャンペーンで登録を促すのはアンケートにつなげるためだ、と。「1年後に健康グッズの利用状況も含めた健康に関するアンケートを実施する」ということだそうです。
まあ、課長の答弁よりはいくらかましですが、しかし、申し訳ない。これも笑止千万。何より、このキャンペーン期間中の登録目標は5,000人。つまり、5,000人の登録のために3,000人に贈り物を用意するというのです。抽選とはいっても、2人に1人以上が当たるという何とも太っ腹の抽選です。
もし、キャンペーン用品それ自体に区が高い関心を持っていて、その使い勝手や評価をもとに、これらの商品を区としてあっせんするとか補助するとか、そんなことまで考えているのなら、また話は別です。しかし、違います。あくまでアプリ登録のキャンペーンです。アプリが効果的で必要だと思えるなら、区民は、ちゃんと使ってくれるはずだ――区は、そうは考えなかったようです。プレゼントという“エサ”がないと登録が進まない…しかし、そんなことで登録してくれた人が、どこまでこのアプリを活用するでしょう?
「これは、行政の仕事としての正道ではない」と、私は発言しました。正道ではありません。邪道です。

ちなみに、キャンペーン用品に使われる税金1,100万円は、区の独自財源。都や国からの補助金は一切入ってこないとのこと。貴重な税金を、しかも1,100万円も、アプリの登録を広げるために、3,000/5,000というすごい確率でばらまくなんて、私には信じられません。よほどお金が有り余っているのか? 健康部には、もっと他に、本当に切実で、本当に大切な税金の使い道があるんじゃないですか?

# by ikejiriseiji | 2017-10-08 18:16 | 健康・医療 | Comments(0)

練馬区議会議員・池尻成二


by ikejiriseiji
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30