2009年 06月 02日
一般質問 初日 |
定例会恒例の一般質問報告です…といっても、今日はまずは余談めいた話から。
議会答弁には、何とも言えない役所ならでは、議会ならではのボキャブラリーがあります。よく言われるのが「検討する」と「研究する」。どちらも「今はやらない」という意味では同じなのですが、あえて区別すれば、前者は「やるかやらないか考える」、後者は「そもそもどんなもんだか、調べてみる」、そんな違いでしょうか。議員の側から提案や要望をしても、とくに“与党”でない会派からのものはたいていは「検討します」「研究します」。まぁ、これはこれで一つの答弁だとしても、少なくとも、「検討」してどうなったか、「研究」の成果は何か、きちんと聞かせてもらいたいものです。
もうひとつ、どうも気になって仕方ないのが「適切に対処します」「必要な措置を講じます」といった類いの答弁。これもまた、多い…しかし、「適切」でない対処や「必要」ない措置を取ったら、そりゃダメに決まっているでしょ?言っても言わなくても意味のない答弁の典型です。こういう答弁が目立つから、特に一般質問は活気や緊張感に欠けてしまうのです。
愚痴っぽい話はこれくらいにして、今日の一般質問でいちばんがっかりしたのは、保育園「待機児」問題に関する答弁です。区長みずから答弁に立ち、「待機児解消は区政の最重要課題である!」と言ったまでは良かった。ところが、それに続く答弁が「新長期計画や次世代育成行動計画の改定の中で道筋を明らかにしていきたい」と。なんじゃこれは? 新長期も次世代計画の改定も、来年度中の話です。何か対策が盛り込まれるとして、実施は早くて再来年度から。今いるたくさんの待機児はどうするのでしょう。来年は?
保育園に入れずにいる子どもたちや家族の切迫した状況がまったくといってよいほど伝わらない、何とも緊迫感を欠いた答弁です。これにはがっかりです。質問したのは公明党の方でしたが、会派を問わず、きっとこんな答弁では納得できないと思いますよ…
議会答弁には、何とも言えない役所ならでは、議会ならではのボキャブラリーがあります。よく言われるのが「検討する」と「研究する」。どちらも「今はやらない」という意味では同じなのですが、あえて区別すれば、前者は「やるかやらないか考える」、後者は「そもそもどんなもんだか、調べてみる」、そんな違いでしょうか。議員の側から提案や要望をしても、とくに“与党”でない会派からのものはたいていは「検討します」「研究します」。まぁ、これはこれで一つの答弁だとしても、少なくとも、「検討」してどうなったか、「研究」の成果は何か、きちんと聞かせてもらいたいものです。
もうひとつ、どうも気になって仕方ないのが「適切に対処します」「必要な措置を講じます」といった類いの答弁。これもまた、多い…しかし、「適切」でない対処や「必要」ない措置を取ったら、そりゃダメに決まっているでしょ?言っても言わなくても意味のない答弁の典型です。こういう答弁が目立つから、特に一般質問は活気や緊張感に欠けてしまうのです。
愚痴っぽい話はこれくらいにして、今日の一般質問でいちばんがっかりしたのは、保育園「待機児」問題に関する答弁です。区長みずから答弁に立ち、「待機児解消は区政の最重要課題である!」と言ったまでは良かった。ところが、それに続く答弁が「新長期計画や次世代育成行動計画の改定の中で道筋を明らかにしていきたい」と。なんじゃこれは? 新長期も次世代計画の改定も、来年度中の話です。何か対策が盛り込まれるとして、実施は早くて再来年度から。今いるたくさんの待機児はどうするのでしょう。来年は?
保育園に入れずにいる子どもたちや家族の切迫した状況がまったくといってよいほど伝わらない、何とも緊迫感を欠いた答弁です。これにはがっかりです。質問したのは公明党の方でしたが、会派を問わず、きっとこんな答弁では納得できないと思いますよ…
by ikejiriseiji
| 2009-06-02 18:34
| 議会