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「不安」は解決の出発点

 放射線被ばくの問題に触れて、「お電話したものです」さんからコメントを頂きました。今朝ほどはお電話ありがとうございました。きっと、勇気を奮い起してくださったのだと思います。練馬区に電話をするよりも、議員に電話をするのはもっとためらわれたことでしょう。本当はそれではいけないのですが、でも、大半の区民にとって議員は--それが「身近」なはずの区議会議員であっても、縁遠く、近づきづらいものですから。
 たくさんの方が放射線の被ばくに対して「不安」を感じています。そうした「不安」は杞憂であり、「過敏」であるということが事実であったとしても、それは誰かが、たとえば区の職員や「専門家」が断言し宣告すれば済む問題ではありません。不安は受け止め、根拠と納得を持って解きほぐすもの。そして、不安は、「安全」「無害」の宣言に対する健全で正当な疑問の表れであることもしばしばなのです。とくに、今回の「原発」と「放射線」に関しては…。

 「南大泉在住」さんから、やご獲りに関する新たたなコメントが届いています。別な小学校の件で教育委員会とやり取りをし、一定の整理をしたことについてはすでにご報告しましたが、どうやらこの件、学校現場にはほとんど徹底されていないようですね。こうした経験、実態こそが不安を広げる、不安を呼ぶのです。困ったものです。
 ご指摘の学校の事情について、今、報告を求めています。 
by ikejiriseiji | 2011-05-31 18:53 | その他 | Comments(2)

新議会、スタート

 今日30日、17期の区議会議員の任期が始まりました。4月の選挙で選ばれた50人の議会です。今日は任期初日ということで、初登庁、記念撮影、議員総会という日程。とはいっても、新議会発足の手続きは始まったばかり、7日に始まる第1回定例会で議会の人事、委員会の構成などが決まって初めて議会は機能します。そのための協議、駆け引きが幹事長会などで本格的に始まるのも今日からです。
 私は、17期、一人会派でスタートすることになりました。議会の会派は選挙の際にそれぞれが名乗った「党派」とは必ずしも一致するものではなく、議会の構成、区政の焦点などに応じて変化するものです。さすがに、会派が党派より小さくなるということは一般的には考えられません(実際にはしばしばありますが…)が、いくつかの党派が会派をつくることは珍しくはありません。私は前期、16期の後半、党派的には異なる立場に立つ2人の議員と共同会派を作ってきましたが、それは3人の間に大まかな共通の考え方があっただけでなく、議会で活動する上で3人の会派をつくることに大きな意味があったからでもあります。3人になると「交渉会派」と呼ばれ、幹事長会に参画し、議会運営全般について積極的に発言・行動することが可能になるからです。
 しかし、一緒に会派を作ってきた議員が落選したこともあって、今期、私は一人会派に戻りました。別な形での共同会派づくりを考えもしましたが、結局、かなわず。議会内の活動の条件は、後退し、厳しくなりました。区民生活を大きく左右する懸案が山積している中で、たいへん残念で申し訳ないことですが、しかし、政治の世界、前に進むこともあれば一歩、下がることもある。それぞれの条件の中で力を尽くし、次の前進を引き寄せるのみです。4年後には、また選挙。そう遠い先のことではありませんから。がんばります。
 今月いっぱいは、これまでと同じ控室にいます。よろしかったらお訪ねください。
by ikejiriseiji | 2011-05-30 22:46 | 議会 | Comments(0)
 原発と放射線に関する学習会のご案内です。
原発と放射線  本当のことが知りたい 
原発と放射線を考える市民講座
6/18(土)1:30~4:00
練馬区立勤労福祉会館中会議室 (大泉学園駅5分)
参加費500円
講師 上田昌文さん (NPO法人・市民科学研究室主宰)
上田さんのプロフィール
b0017546_16215531.jpg市民の問いかけから出発して、素人の知恵と 力を結集して「市民にとってよりよい科学技術とは」を考え、提言するNPO、市民科学研究室を主宰。原発と放射能問題でも、精力的に発言。クレヨンハウスでの落合景子さんとのジョイント企画、さらには町田市や埼玉県の消費生活センター主催講座での講師などを務める。
     ➠市民科学研究所のHpは こちら から

「安全だ」と言われても、信じられない…/だって、すぐ「ただちに影響は出ない」と言い換えたり
肝心のデータをごまかしたり/測量すらしないで言うんだから
「安心」は、きちんと知り、納得し、対策を講ずるところから/何もしない、何も知らない、何も分からない私たちには「安心」はない
まず知るところから。本当のことを/子どもたちのために。未来のために。いのちのために

どうぞご参加ください。お問い合わせ、お申し込みは
市民の声ねりま・池尻成二事務所 siminnokoe@nifty.com へ
by ikejiriseiji | 2011-05-28 16:35 | 市民の声ねりま | Comments(13)

学校プール(続)

 コメントにもありますが、区立上石神井小学校でのやご獲りについてご意見を頂いています。6月1日に実施されるようですが、前回の記事で紹介した教育委員会の見解に照らして、どうなのか。
 教育委員会から学校長に確認した結果について、報告を受けました。それによると、当該校の場合は、子どもたちが入る前に大人(地域の方のボランティアの方)が入り、汚泥を取り除き、水を入れ替え、新しい水道水を張った上で子どもたちが入るというやり方を取る、そのやり方で安全性が確保できるかどうか都の関係部局に聞いたところ問題ないとの判断もあり、実施することにした。概略、こうした学校長の説明だったとのことです。
 何も対策を講じないまま、これまで通り実施するのとはずいぶんと違いますね。もともと地域の方ととんぼの飼育に取り組んできた学校のようです。また、この学校に限らず、やご獲りは子どもたちに人気の活動の一つでもあります。学校長としてもいろいろと考慮したうえでの判断だろうと思います。
 ただ、この措置をどう評価するか、教育委員会の言う「万全の配慮」にかなうのかについては検証が必要でしょう。都の“安全宣言”についても、どの部署が何を根拠に出したのか、気になるところではあります。肝心のモニタリングが相変わらず抜け落ちてしまっているのも残念です。
 私としてもいろいろと感じるところはありますが、少なくともこうした対応策を取ることについて保護者に知らされていないのはよくありません。とりあえず保護者への周知説明を丁寧に行うよう、教育委員会にも依頼をしておきました。
by ikejiriseiji | 2011-05-27 11:25 | 健康・医療 | Comments(7)

学校プール

 学校プール、特に目前に迫ったその清掃について、いくつかコメントを頂いています。それぞれの学校によって対応が一貫していないようにも感じられますので、教育委員会としての基本的な姿勢を確認しました。教育指導課が各学校長等に対して出した「震災に伴う対応」(5/18)によると、教育委員会は「今年度のプール清掃等に関わる依頼」として
1 今年度につきましては、プール清掃はすべて業者に任せることとし、児童生徒がかかわることのないよう徹底をお願いします。
2 今年度のやご獲りについては、自粛または保護者に不安を与えない形で万全の配慮をした上での実施をお願いします。
などとしています。水道水そのものの安全性については都水道局の見解を踏まえており、また、水泳指導(授業)自体は実施するということですが、少なくとも子どもたちのプール清掃や「やご獲り」については教育委員会としては実施しないように依頼するという内容です。もし各学校で異なる対応があるようでしたら、メール等でお知らせください。
     
市民の声ねりま・池尻成二事務所 siminnokoe@nifty.com
by ikejiriseiji | 2011-05-26 14:42 | 健康・医療 | Comments(1)

保育所「待機児」、564人

 区の保育所待機児童数が明らかになりました。4月1日現在で、564人。昨年が552人でしたから、この1年で「待機児童」数は12人増、ピッチこそ落ちましたが、しかしまた増えてしまいました。
 この564人は、いわゆる「新定義」に基づく数字です。つまり、認可保育所に希望して入れなかった人のうち、認可外の保育施設に入った人などを除いた数です。認可保育所に限った待機児童数で言えば、1,042人。こちらも昨年度に比べてさらに増えてしまいました。
 深刻です。もちろん、「待機児解消」を目標として語ってきた区にとっても深刻ですが、言うまでもなく子どもを預ける場所がなくて苦しんでいる区民にとって大変深刻です。
by ikejiriseiji | 2011-05-25 17:00 | 子育て | Comments(0)

太陽光発電

 原発事故の深刻な事態がなかなか改善されない中、原子力発電に大きくシフトしようとしてきた日本のエネルギー・電気政策の見直しの議論が広がりつつあります。実はこの議論、自治体の政治と深く、また大きく関連しています。私は選挙の中でも一般的な「脱原発」にとどまらず、むしろ「原発に頼らないまちと暮らしをどう作るか」を文字通り区政の課題として訴えてきましたが、ほんとうに、自治体がこれからのまちと暮らしをどうデザインするかによって、この問題はまったく違った展望に立つことになります。
 たとえば、練馬区の「太陽光発電」への取り組みについて、選挙期間中にも繰り返し触れてきました。今、練馬区には区立の施設が約620、延べ床面積にして110万㎡以上あります(『施設白書』)。この中で、太陽光発電の設備がある施設はいくつあるか。環境課から提供してもらった資料によると、わずか13施設です。率にして言えば2%にしかなりません。しかも、この13施設の総発電量は158.45kw。一般家庭での太陽光発電の場合は3.5kw程度が多いとのことで、これを前提にすればわずか50戸分にしかなりません。
 なぜこんなに遅れているんだろう…区立施設は毎年、次々と大規模改修や改築をしています。なぜこうした改修・改築のときにでも、太陽光発電の設備を付けなかったんだろう。もし区立施設の全部とは言わず、半分にでもしっかりとした発電設備が取り付けられれば、どうなるだろう?…
 太陽光をはじめとした再生可能エネルギーへのシフトを着実に、効果的に進めていくことは最優先の課題の一つであり、そしてこの課題にしっかり取り組めばエネルギー施策は大きくその表情を変えることになるはずです。たとえばこんなところから!です。
by ikejiriseiji | 2011-05-24 12:28 | 環境 | Comments(0)

コメントについて

 「白票」についての私の投稿に対して、いくつかコメントが来ています。選挙実務に通じた方でしょうか、「公職選挙法」さん、詳しいコメントありがとうございました。このブログはコメントくださった方同士の議論の場ではありませんので、私の認識をあらためて書いて区切りとしたいと思います。

 区長選の「白票」数の増加には、「明示的でも積極的でもない」けれども読み取るべき意味があるのではないか、そしてそれは私、つまり政治に携わる者に「主体的」な責任を問うているのではないか。私が先の記事に書きたかったことはそれ以上でもそれ以下でもありません。法や選挙制度の趣旨が白票を勧めたり評価するものでもないことはご指摘の通りです。白票だけでなく、棄権にしても、公職選挙法うんぬん以前に、主権者の権利行使のあり方としていびつな、不適切なものと言うべきでしょう。ただ、他方で現実の選挙、現実の投票行動の中では有権者は様々な判断をするものであり、そしてその中で白票は棄権とは違った意味を込められうることも事実だろうと思っています。
by ikejiriseiji | 2011-05-23 13:28 | 選挙 | Comments(0)

プールをどうする?

 新しい記事を書いているところに、これから学校のプールが心配だ、とコメントが届きました。山田さん、ありがとうございます。
 学校のプールは、防災上の必要から、授業でプールを使用しない時期もずっと水を張っています。原発事故以降、放射性物質を含んだ雨が学校のプールにも降り注ぎ、そのままになっています。これから梅雨の時期に入り、さらに大量の雨がプールに溜まるでしょう。放射能は大丈夫か? 山田さん以外にも、いろいろな方から不安の声を伺っていました。
 この件で、今日、担当する教育委員会の部署と話をしました。それによると、今年度は教育委員会がまとめて業者委託でプール清掃を行うとのこと。放射能汚染への不安に配慮した対応だということで、これで子どもたちがみずからプール掃除をするといった事態は避けられそうです。しかし、清掃に先立って放射線の調査をすることまでは考えていないとのこと。これは残念です。作業にあたる人の被ばく管理の問題でもあります。
 全校でなくてもよいから、プールに溜まった水の汚染調査をぜひやってもらいたい。また、清掃後の汚染状況についても、ぜひ確認してもらいたい。子どもたちがプールを使うのはそれからです。
 清掃は6月の上旬から始まるようです。皆さん、どう思いますか?
by ikejiriseiji | 2011-05-19 17:26 | 健康・医療 | Comments(6)

無効票

 選挙の結果について、あれこれ考えています。今回の選挙は何だったんだろう。自分の選挙は、どうだったんだろう。この結果を、どう受け止めればよいのだろう…後ろを振り返るなかれ、前に進むのみ、というのもまた一つの行き方ではありますが、もうしばらくは振り返らざるを得ないでしょう。
 選挙の際に「区長選、白紙にしたよ」という方が何人かいました。それ以来、妙に気になっていたので、「無効票」について調べてみました。グラフは過去5回の選挙での無効票の推移を示したものです。
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 今回の区長選挙で、無効票は1万票を超えています。11,081票です。投票総数のなんと4.35%にもなります。驚きです。区議選の無効票が6,491票ですから、それに比べても異様な多さです。過去5回の選挙で見ても、絶対数、区議選との比較いずれにおいても今回の無効票の多さは際立っています。
 なぜでしょうか。偶然でしょうか。そうではないと思います。ここには、今回の選挙に対する有権者の一つの――明示的でも積極的でもないけれど、一つの意志表示があると感じられてなりません。誰に入れてよいかわからない、どう違うかわからない…。この選挙、特に区長選は、区民に対して適切で有効な選択肢を示すことができなかったのではないか。区長選が、というのは語弊があるかもしれませんね。区政の転換を求める側が、と言うべきでしょうか。いずれにしても、私や市民の声ねりまとしても主体的に受け止めなければならないメッセージです。
by ikejiriseiji | 2011-05-19 09:21 | 選挙 | Comments(5)

練馬区議会議員・池尻成二


by ikejiriseiji