練馬区には、消費生活センターがあります。条例などに基づいて石神井公園区民交流センター内に置かれた施設(事業)で、「消費生活相談のほか、消費者講座・教室などによる消費者意識の啓発、消費生活に関する情報提供」を行っています。この消費生活センターが出している情報誌が、消費者だより『ぷりずむ』です。
『ぷりずむ』の7月号が、先日、議員あてにも配られました。表紙のトップに置かれた、前川区長の顔写真とコメントが目に飛び込んできます。ん? 『プリズム』って、区長の写真やコメントが載ったことあったっけ?

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消費生活センターとはずいぶん縁があり、『プリズム』も20年来、見てきました。少なくとも、前の志村区長の時までは区長の顔写真などが載ることはなかったんじゃないかなぁ。この顔写真とコメント、何のために載せてるんだろう?
少しバックナンバーを見てみました。昨年一昨年も、同じ7月号に、前川さんの写真とコメントがありました。前川区長になって以来、毎年の恒例になったようです。しかし、驚きました。この3年間、載せているコメントはごくごく抽象的な決意だけ。今年と去年では、一言一句、同じなのです。(左が2015年、右が2016年)。
なんとまあ、おざなりな…。これでは、情報誌の貴重な誌面を取って掲載するだけの記事としての必然性も積極的な意味も、どこにあるのかよくわかりません。区長が消費者行政に関心を持ち、力を入れようということであれば、それは素晴らしいこと。しかしね、これではいかにも…って言われません??

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# by ikejiriseiji | 2017-07-27 11:06 | その他 | Comments(0)
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久しぶりに、本当に久しぶりに「川」に入りました。
川、といっても、街中を流れる小さな川です。普通なら、膝までもないくらいの浅い川。それでも、この川が貴重なのは、練馬区の中に源流を発し、そして練馬区の中で湧き出る湧水を唯一の水源とした川だからです。
東京の23区に、川の源流がある。それも、湧水が造る川。私の故郷、筑後川の荒々しくときに無人な姿に比べれば、かわいらしくもあり、いや矮小でさえあり。しかし、処違えば、川が持つ価値もまた大きく違ってきます。そうそう、この川は「白子川」と言います。白子川は、練馬やその周辺の水環境や水循環の貧しさと豊かさを見事に指し示す象徴的な指標でもあるのです。
かつて、白子川は豊かな湧水に支えられた清流でした。高度成長のころ、川は汚水にまみれました。その後、下水が整備されるにつれて川はきれいになりましたが、宅地化が進んで湧水は減り、他方、洪水対策が優先されて河川はコンクリートの三面護岸に覆われ、川面ははるか下、川は身近な存在ではなくなってしまいました。
長い時間をかけて、地域の粘り強い努力があって、川は再び暮らしのそばに近づき、人々は、川に親しむすべを思い出し、そして、私たちの暮らしと命をささえる水の、巡り、環りゆく姿に私たちの注意が向くようになってきました。そうしてこそ、今、やっと川に降りられるようになった自分がいます。
白子川のいくつかのスポットには、川辺に降りられる親水性の護岸、緩傾斜の護岸が整備されています。比丘尼橋の護岸は、なかなか大規模。しかし、この護岸に降りていく階段には、フェンスが設置されています。川に降りるためには、行政が管理する鍵を借りなければなりません。鍵を開けよう、と思い立ったのは、実は地元の小学校の子どもたちでした。若い担任の教師の熱意に促されて、子どもたちがみずから川に関わろうと動き出し、その動きに誘われて、私も川に入ることになったのです。この子どもたちの動きが、また、うれしい。
せっせとごみを拾う大人たちの横で、子どもたちは小さな魚やかわいいザリガニに喚声を上げ、その喚声は、護岸のツタ陰を這い上る蛇を見つけて悲鳴に代わります。なんともささやかな「自然」の体験ではありますが、こうして都市は人間性を取り戻していくのだと思い知るのも事実です。
水文学という言葉があります。水を通して世界を見る。大きく言えば、そんな学問です。そういえば、万物の根源は「水」だと喝破した人が、古代のギリシャにいましたっけ…。
(下の写真、ごみ拾いのbefore&after。きれいになりました!)

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# by ikejiriseiji | 2017-07-20 22:04 | 雑感 | Comments(0)
今年は練馬区「独立」70周年。区は、様々な記念イベントを企画・実施しているところですが、この70年を振り返った時、欠かすことができないのは「自治」の確立をめざして粘り強く続けられた区民の努力です。「独立」してわずか5年で、区長公選が廃止され、区民は区長すら選ぶことができなくなります。区長公選制の復活は、ようやく1975年。そして、初の公選区長のもとで、練馬区は基本構想を決定します。練馬区が自治体として真に「独立」した証が区長公選であるとすれば、基本構想はその魂ともいうべきものでした。
練馬区が所蔵していた写真の中に、当時を伝えるものがありました。区長準公選実現区民集会、1967年9月のものです。
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もう一つ、練馬区基本構想素案の説明会の様子(1974.11)です。挨拶しているのは当時の田畑区長でしょうか。
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# by ikejiriseiji | 2017-07-12 16:19 | その他 | Comments(0)
7日は、練馬区議会第2回定例会の最終日。議長選挙をはじめとした人事関係の案件がかなりあったのですが、それ以外に、いくつかの議案について討論・採決が行われました。その中で、議員提出議案として修正案が出されたものがあります。「空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例」です。
この条例は、倒壊の恐れなどがあり危険な空家に加え、「不良居住建築物」いわゆる“ごみ屋敷”も対象にして、強制的な立ち入り調査、指導、勧告、命令、代執行など、一連の行政措置を可能にすることを柱としたものです。これに対して、生活者ネット、市民の声ねりま、オンブズマンの議員5人の連名で提出された修正案は、条例の対象を空家に限定し、現にそこに人が暮らしている“ごみ屋敷”については、たんに権力的な行政措置を可能にするだけでなく、居住者への支援をしっかり位置付けるなど、改めて条例をまとめていくべきだというものです。
修正案は、賛成少数で否決されました。しかし、大切な考え方の違いを明確にし、議員提出議案の形にまでまとめたことはとても意義があったと思います。
私は、この修正案に対して賛成討論を行いました。以下、討論の全文を再掲します。ぜひご一読を。

議案第44号 練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例に対する修正動議に対し、賛成の立場から討論を行います。
条例原案は、倒壊の恐れ等のある空家と、堆積物等により不良な状態にある建物、いわゆるごみ屋敷について、代執行を含む行政措置を位置付けることをおもな内容としています。
空き家対策については、すでに国の特別措置法で、情報提供から代執行に至る行政措置の根拠が置かれています。この点では、条例案の意義は、手続きの適正化や空家所有者の権利保護という視点から、審議会への諮問、意見を聴く機会の付与など、法に付加した規定を置く点にあります。これらは、法の運用をていねいかつ公正なものにするために必要なものであり、条例化に賛成するものです。
他方、特措法の対象ではない「不良居住建築物等」、いわゆるごみ屋敷については、今回の条例においてはじめて、代執行を含む行政措置の法令上の根拠が与えられることになります。そしてこの点に、私は強い懸念を抱くものです。

空家とごみ屋敷は、本質的に異なります。何より、ごみ屋敷の場合は、そこに現に人が住んでいます。ごみ屋敷に対する行政措置は、所有権はもとより、生存権、あるいは人格権など、憲法上の権利を含め、住人の様々な権利との鋭い緊張関係に置かれる可能性があります。
果たして原案では、空家とごみ屋敷のこうした相違に、十分な目配りと配慮がなされているでしょうか。
実態調査によると、区内にあるごみ屋敷は30軒とのことです。私自身、ごみ屋敷に関する苦情や相談を頂いたことがあります。他方で、ごみ屋敷状態に悩む当の住人や関係者からの相談もまた、頂くことがあります。
そもそも、ごみ屋敷問題の背景には、そこに暮らす住人の病気や障害、経済的な困窮、家庭の崩壊、近隣とのコミュニケーションの破たん等、様々な事情があることは周知のはずです。それらの背景を踏まえた適切な支援こそが、ごみ屋敷解消のカギになる場合も多く、逆に言えば、そうした支援がなければ、結局、事態は繰り返されてしまいかねません。ごみをいくら撤去しても、そこに暮らす人を強制的に追い立て、住まいを奪うことなど許されないのですから、行政措置に限界があることは明らかです。
ところが、原案に規定されているのは、勧告、命令、代執行という行政措置、いわば権力的な対応の体系ばかりです。そこには、ごみ屋敷に暮らす人に対する支援を通して、根本的安定的な解決を図るというアプローチが、全くといってよいほど見られません。
たとえば、横浜市の条例では、「基本方針」として「建築物等における不良な生活環境の解消に取り組むに当たっては、支援を基本とし、必要に応じて措置を適切に講ずること。」を掲げています。京都市の条例でも、やはり「基本方針」のひとつに、「要支援者が不良な生活環境を生じさせた背景に地域社会における要支援者の孤立その他の生活上の諸課題があることを踏まえ,これらの解決に資するように行うこと。 」を明記しています。
23区の場合でも、たとえば板橋区では、立ち入り調査のうち、住居そのものについては、居住者の同意を前提としています。中野区では、ごみの発生者が抱える生活上の課題の解決のために、保健所や福祉事務所等が行う事務と一体的に対策を取ることを定めています。
他自治体の条例には、居住者の人権への配慮や、居住者を支援するというアプローチが様々な形で盛り込まれています。こうした視点や姿勢が、原案には足りません。

区は、居住者への支援については「空き家等対策計画に書いてある」と答弁しています。しかし、計画に書いてあることに背骨を通し、その実現を担保するためにこそ条例はあります。ごみ屋敷解消に向けた責務と措置を明示するだけでなく、居住者の置かれた状況や課題を十分に踏まえながら、関係所管を挙げて一体的に働きかけていく。こうした努力を加速させるためにも、条例の中に居住者への支援に係る規定をしっかりと置くべきでした。
法的な背景を含め、大きく条件の異なる空き家と「ごみ屋敷」については、条例の理念や盛り込むべき事項も、おのずと異なってこざるを得ません。いったん切り離し、ごみ屋敷等に関する条例の整備については、改めて議会としても精力的に取り組むことを呼びかけ、修正案に賛成の討論とします。

# by ikejiriseiji | 2017-07-09 21:08 | 議会 | Comments(0)
都議会議員選挙が終わりました。劇的、と言ってよい結果でした。自民党が現有57議席を23にまで減らしたことの意味は、明白です。安倍政権に対する不信、嫌気、警戒感が底流となっていなければ、どんなに小池旋風が吹こうがここまでの惨敗はなかったはずです。
と同時に、安倍政権や自民党に対する批判は、さしあたりは大勢として“小池”に流れました。共産党が小池知事や都民ファーストとしっかりと一線を画しながら健闘しましたが、民進党は脱党や小池追随に走る候補者が相次ぎ、都政における立ち位置はすっかりあいまいに。生活者ネットワークも、都民ファーストとの選挙協力に踏み込んだために「小池支持勢力」として括られることになり、小池旋風に飲み込まれる形になってしまいました。

有権者の自民党への痛切な批判の意思は明確だけれど、でも、小池さんや都民ファーストって、何を目指しているんだろう?

都民ファーストと自民党との近さは、とても気になります。小池さんは相変わらず自民党員のままのようですし、都議会自民党の“ドン政治”は批判していましたが、安倍政権や自民党の政治そのものに対しては口をつぐんでいました。都民ファーストの幹部や候補者の中には、憲法や経済政策、社会観などで安倍首相と同様の主張を持つ人、あるいは実際に自民党にいた人も多く含まれていたようです。
練馬区の開票結果を整理してみました。3議席を持っていた自民党は、1議席に落ち込みました。でも、都民ファーストの二人の候補者はいずれもつい数か月前まで自民党の区議会議員だった人です。元自民党の候補者を合わせれば、3議席のままだと言えなくもありません。
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小池知事と都民ファーストの皆さんが、単に自民党の衣を替えただけではない独自性と真摯さをもって都政に臨むのか、しっかりとチェックしていかなければなりません。そして何より、この都議選の結果を踏まえ、安倍政権の退陣を求めていきたい。真っ先に責任を問われているのは、安倍さんです。私たちはそう思います。
自民でも“小池”でもなく――市民の声ねりまは、そんな立場でこの都議選に関わることができればと思ってきましたが、結局、特定の政党・候補者を推すことも支えることも、できませんでした。残念です。選挙の結果をしっかりと踏まえ、地域に根差しながら、都政・国政と向き合う力をつけていきたいと思います。

# by ikejiriseiji | 2017-07-03 12:24 | 選挙 | Comments(0)
「国」ってなんだろう?
そう考えたことはありませんか。国を守る、国を愛する、国民の権利、国防、国益…「国のために」という枕詞が政治の常とう句となり、国民つまり「国」の一員であるという自覚を持つことが、学校でも社会でも強調される。でも、「国」って、そもそもなんだろう?
近代の戦争は、「国益」をかざした、「国」と「国」との戦いでした。日本の戦争も、そうです。平和は、「国」の在り方、「国」のことをどう考えるかという問いと、不可分につながっています。
ということで、今年2017年夏、市民の声ねりまの平和企画はずばり ≪「国」ってなんだろう?≫

「国」ってなんだろう? ~早尾貴紀さんと考える この国の今と未来~
●8 月26 日( 土) 18 時~ ●石神井公園区民交流センター集会室
お申し込み・お問い合わせは市民の声ねりま事務所 siminnokoe@nifty.com
詳細は後日。まずは予定を入れておいてください!

講師に、早尾貴紀さんをお迎えします。早尾さんは、東京経済大学の准教授。ユダヤ・パレスチナ問題などの研究を重ねる一方、みずからも東北大震災と福島原発事故の避難者の一人として、311受入全国協議会共同代表を務めています。私が早尾さんの名前を知ったのは、実は、つい最近のこと。平凡社から出版された
『国ってなんだろう? あなたと考えたい「私と国」の関係』
を手にしてからです。中学生の質問箱と題されたシリーズの一冊です。そう、私たちも中学生になったつもりで、つまり無用な予断や偏見を捨てて、「私と国」との関係を考えてみよう。そんな思いから実現したのが、今回の企画です。
暑い夏の一日です。日々の生活と、日々の活動に追われがちな毎日でもありますが、ぜひご一緒に、頭を柔らかくして、四角四面の「国」の姿を解きほぐしていきませんか?

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# by ikejiriseiji | 2017-06-29 16:41 | 市民の声ねりま | Comments(0)
区議会第2回定例会は、今日の本会議でいくつかの議案を先議として処理したのち、明日から事実上の“休会”に入ります。都議選があるからです。都議選の投開票の翌日から、人事と議案の最終的な議決の日程に入ります。
本会議終了後、議員の皆さんがさっそく散っていった後、控室で『区議会だより』のバックナンバーをめくっています。1974年7月14日。臨時号です。
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1960年代から70年代にかけて、区長「公選」は、区議会、区民の悲願でした。当時、区長は都知事の同意を得て区議会が選ぶことになっていました。戦後の憲法で自治体の議員は「直接選挙で選ぶ」とされたのに、23区は都に従属したまま、区民は区長も選べない。1947年、板橋区から分離して23番目の区として誕生した練馬区ですが、自治体として真の意味で“独立”したのは、この区長公選を獲得した時だと言うべきかもしれません。

# by ikejiriseiji | 2017-06-22 18:31 | その他 | Comments(0)
区議会の対応に追われて、またまたブログの更新が滞りましたが、その区議会、今日の健康福祉委員会でなかなか大きな意味を持つ議決がありました。私も所属している委員会です。練馬精神障害者家族会などから出されていた二つの陳情が、採択されたのです。
陳情は次の二つ。
82号 精神障害者に対する心身障害者福祉手当の支給等を求めることについて
121号 精神障害者を心身障害者医療費助成制度の対象とすることについて
内容は心身障害者医療費助成制度、心身障害者福祉手当の二つの事業について、精神障害者も対象にしてもらいたいというものです。
この二つの事業の内容を簡単に整理すると、こうなります。

1.心身障害者医療助成 (都の事業)
・医療保険の本人負担分について、住民税非課税の人は全額を、課税の人は1割を超える部分を助成する
・対象は、愛の手帳(知的障害者)1・2度、身体障害者手帳1・2級(内部障害は3級まで)。ただし所得制限あり
2.心身障害者福祉手当 (区の事業)
・対象者は、身体障害者手帳1~3級、愛の手帳1~4度、脳性まひまたは進行性筋萎縮症の人など。ただし、所得制限あり
・手当の額は月額15,500円(身体3級、知的4度は10,000円)

ご覧の通り、どちらの事業も身体障害または知的障害のある人のみを対象としています。精神障害の方は対象になっていません。精神科の通院・入院だけは公費負担や助成制度がありますが、精神科以外の受診は一般の被保険者扱いなので、65歳未満だと3割負担になります。
生活基盤が極めて脆弱な障害者にとって、この手当と医療費の助成は、障害年金などとともに生活の自立を支える大きな柱となってきました。この点で、精神障害が他の障害に比べて事業の必要性が薄いということは全くありません。これらの事業が始まったときには、そもそも精神障害者は法律上も行政上も福祉の対象とみなされていなかった。ただそれだけの理由で、精神障害者はこの二つの支援からずっと外されてきたのです。
それが、ようやく変わろうとしています。今日の健康福祉委員会では、すべての会派の賛成のもとで陳情は採択されました。区議会での陳情採択は大きな一歩です。議会の明確な判断を踏まえて、区も、重かった腰を上げることになるはずです。医療費の方は直接には都の事業ですが、こちらはすでに3月、都議会の方で請願として採択されています。
福祉手当や医療費助成を、実際にどのような範囲の人にどんな方法で行うか。その議論はこれからです。23区で先行して精神障害者への福祉手当導入を決めた品川、大田など6区は、いずれも精神保健福祉手帳1級の所持者だけを対象にしています。しかし、これではあまりに狭すぎます。引き続き当事者や家族の皆さんとともに、他の障害とバランスの取れた、公平な事業になるよう努力していきます。

# by ikejiriseiji | 2017-06-15 17:35 | 健康・医療 | Comments(0)
昨年度に行われた『緑の実態調査』の結果については、一度、このブログに書きました。
     ➡消える緑、さらに一段と ~みどりの実態調査2016~

実態調査の内容について、いくつかの視点から紹介していきたいと思います。まずは、「地区別の緑被率の推移」。前回の調査、2011年からの5年間で、それぞれの町ごとに緑被率の増減をまとめたものが次の図です。赤色の濃いところが、減少幅が大きな地区。2%以上減少しているのは西大泉、東大泉、石神井台、関町・立野、土支田など。報告書が認めているように「区の西部で大きく減少」しています。
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5年前、2011年の実態調査の時はどうだったか。2011年の調査結果をさらにその5年前、2006年と比較したものがこちらです。色付けが少し違うので比較しづらいところがありますが、しかし、この5年間での状況の激変ぶりは驚きです。今回の調査で2%以上緑被率が減少した石神井台や関町・立野、東大泉などは、5年前はむしろ緑が増えている地区だったのです。
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この激変を呼び起こしたのは、まちがいなく、「開発」、道路整備や宅地開発の進行です。練馬のまち、練馬のみどりは、本当に大きな転換点に立たされています。

# by ikejiriseiji | 2017-06-05 16:19 | 緑・まちづくり | Comments(0)
23日の区議会文教児童青少年委員会で、保育所等の「待機児童数」が報告されました。4月1日現在で「48人」。これが、区の公式の数字です。
区は、この1年間「待機児童ゼロ作戦」を打ち出し、今年4月での待機児童解消をあらためて明言してきました。例えば、昨年11月の本会議で、区長自身がこう発言しています。
「かねて申し上げていますが、本来、待機児童対策は、自治体の保育行政だけではなく、育児休業などの労働政策や児童手当などを含めた総合的な政策として国が取り組むべきものです。また、幼稚園を活用した幼保一元化の実現も不可欠であります。
 区としては、こうした抜本的な対策を講じるよう、国に引き続き強く求めながら、まずは待機児童ゼロ作戦を完遂し、来年4月に待機児童が解消するよう、全力で取り組んでまいります。」
区長みずから公言してきた「待機児童解消」の約束は、果たされませんでした。残念です。
委員会では、部長からは「待機児童問題は全区的には沈静化してきた」という発言もありました。沈静化…そうでしょうか。「48人」という数字は、待機児童の実態とはずいぶんと違っています。育児休業中とされた172人については、国が新たに取りまとめた定義では、復職の意思を確認したうえで待機児童に含めることになっています。この172人を加えるだけで、待機児童は220人になります。1歳児1年保育は、年度を超えた保育継続の保証が全くなく、かつ保育料負担も認可保育施設等とは大きく異なります。区自身があくまで緊急的な「セーフティーネット」として位置づけているものでもあり、待機児童から除外するのはおかしなことです。この50人を加えると、270人です。そのほか練馬こども園に在籍している4人、「特定園のみ希望」で除外された369人の中にも、待機児童としてカウントすべき人が少なからずいるはずです。
安易に「沈静化」してきたなどと言うなかれ。私の第一印象です。
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# by ikejiriseiji | 2017-05-31 15:50 | 子育て | Comments(2)

練馬区議会議員・池尻成二


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