# by ikejiriseiji | 2017-03-14 00:13 | その他 | Comments(1)
豊洲の土地の購入にあたって、東京ガスに対して“瑕疵担保責任”を免ずる主旨の話はどこでどう進んできたのか? 先日の百条委員会でも、この点に大きな関心が集まっていました。2011年の「豊洲地区用地の土壌汚染にかかる費用負担に関する協定書」は、「(東京ガス等は)今後、土壌汚染にかかる費用負担をしないことを確認する」としており、事実上、瑕疵担保責任を解除しています。この2011年協定書の内容は、いつ固まったのか。誰が整理したのか。
3月3日、急きょ開催された記者会見で、前川練馬区長はこの問題に触れてこう言っています。

「平成17年の確認書は、民法の瑕疵担保の責任があることが前提として作成されています。…瑕疵担保を免除した協定書を結んだのは、平成23年5月です。私が辞めた6年後です。」
「私が退職したのは平成17年の7月です。その時点では瑕疵担保は、まったく問題になっていませんでした。」

2005年(平成17年)の確認書――前川さんが知事本局長として押印している確認書は「瑕疵担保の責任があることを前提にしていた」。免除したのは2011年だ。そして、2011年の協定書には、自分は全く関与していない。前川さんはこう言っています。
確かに、2011年なら、前川さんは東京ガスに移動していました。少なくとも都の幹部職員として、この年の協定書に関わっていないことは自明です。しかし、2005年はどうでしょう。あるいは、2002年、やはり前川さんが知事本部長として印をついている「合意」はどうでしょう。当時は「瑕疵担保の責任があることを前提にしていた」という前川さんの発言は、正しいでしょうか。
この点で、実は東京都は全く違った見解を公にしてきています。住民訴訟の場で、都はこう言っているのです。(被告側準備書面より)
b0017546_19120063.jpg
おわかりでしょうか。都はこう言っています。平成14年(2002年)の合意で「東京ガスが義務として負うべき汚染対策を『環境確保条例』の限度とすることで合意に至った」と。つまり、裁判の場で都は、瑕疵担保責任の解除につながる合意を、2002年にさかのぼって説明しているのです。都は、同じ準備書面でこうも言っています。

「『14年合意等』において東京ガス等と都が合意した内容は、①市場予定地の売買契約に当たって汚染原因者である東京ガス等が行うべき汚染対策は「環境確保条例」の基準以下とすることに限定されること、及び②東京ガス等が①の汚染対策を実施すれば市場予定地の土壌汚染についての義務を尽くしたことになり、都がその時点の上記汚染対策の実施を前提とする「適正な時価」で東京ガス等の地権者から土地を購入する義務を負うことであることが、合理的に帰結される。」

2002年の段階から、東京ガスの瑕疵担保責任を解除する趣旨で合意が重ねられてて来たことを都は認めています。前川さんの説明とは、ずいぶん、いや決定的に違っている。真実はどこにあるのか? 解明すべき大きな課題です。

# by ikejiriseiji | 2017-03-13 19:56 | その他 | Comments(0)
練馬区議会の第1回定例会も、あと3日を残すだけとなりました。まだまだいろいろと懸案が残されていますが、予算審議も金曜日に終了しました。
予算特別委員会の最終日、採決が終わり、正副委員長からご挨拶のあったあと、最後に区長から発言を受けることが慣例となっています。予算が可決されたことへの謝意など、通常は定型的なご挨拶です。例えば、昨年の予算審議の際の前川区長の発言はこんな内容でした。

区長 予算特別委員会の閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
委員の皆様には14日間の長きにわたり、平成28年度一般会計予算、各特別会計予算および補正予算につきまして、熱心なご審議をいただきました。審議の結果、いずれも原案どおり可決すべきとの決定をいただきました。厚く御礼を申し上げます。
予算特別委員会は、区民全体の福祉増進という観点から政策を審議する、議会として最も重要な場であります。審議の過程でいただいた貴重なご意見を常に念頭に置きながら、引き続き、「みどりの風吹くまちビジョン」を着実に推進し、区民サービスの向上に取り組んでまいります。
ありがとうございました。

毎年、だいたいこうしたご挨拶です。しかし、今年は違いました。「予算特別委員会は、区民全体の福祉増進という観点から政策を議論する重要な場であります。」と「審議の過程で…」という部分の間に、こんな発言が割って入ったのです。録音から起こしてみました。

にもかかわらず、その場で、執拗に根拠のない発言をされた方々がおいでになります。中にはチラシまで作り、これは私の家にも投函されましたが、区民の皆さまに配っている方々がいらっしゃいます。議員さんとして何を目的に行動されているのか、ひたすら区政と私を貶めることだけを目的としているとしか思えません。
一昨日、石原元都知事が記者会見で、みずからの発言を訂正されましたが、私が3日の記者会見で申し上げた内容を立証する形となりました。私の東京ガスへの再就職についても言及されていらっしゃいましたが、私は、石原知事ご本人から直接、東京ガスへの内示を頂いたのであります。お忘れになったのでありましょうか。また、平成17年の百条委員会事件と一体で理解する必要があることは、本会議で副区長が答弁した通りであります。今後、調査が進むにつれて、私の行動に問題がなかったことがますます明らかになると、私は考えております。

流れからしても内容的にも、とても唐突な発言でした。「執拗で根拠のない」とか「ひたすら区政と私を貶めることだけを目的としている」と、まぁ散々の言い方ですが、そもそも、誰の、どの発言が「執拗で根拠のない」ものであったかは明示されないまま。怒りをぶちまけているだけ、としか聞こえません。
文脈からすると、区長が豊洲のことを念頭に置いていることは想像はできます。豊洲と区長との関わりについては、予算審議の中でいくつかの会派が言及しました。私も取り上げました。私の発言も念頭に置いていらっしゃるのでしょう。それにしても、「執拗で根拠のない」? 「ひたすら区政と私を貶めることだけを目的としている」? はぁ、ちょっとひどいなぁ。

紹介した発言が、予算審議の締めくくりにあたっての区長の発言にふさわしいものだったのか、はなはだ疑問ではありますが、この発言を聞いていて「えっ!?」と思ったことがあります。それは「石原知事ご本人から直接、東京ガスへの内示を頂いた」というくだりです。内示? 東京ガスへの? 「東京ガス執行役員に任ずる」とでも書いてあったのでしょうか。
ここまで来ると、東京ガスへの再就職は石原元知事の命によるもの、ということになります。石原さん、そうなのですか? そもそも都知事が、退職後の再就職に関して「内示」を出すなんていうことがあるのかどうか、教えてください。
石原元知事の「訂正文」については、8日の投稿に書いた通りです。都議会百条委員会の審議でも、2001年以来の土壌汚染対策を巡る都と東京ガスとの交渉の経過に大きな関心が集まっていました。当然だと思います。そして、この交渉を2002年から2005年にかけて引き継いだ幹部の一人が、前川知事本部(局)長でした。すでにテレビ報道等でも、前川氏自身が東京ガスとやりとりをしている記録が残っていることも紹介されています。
「執拗で根拠のない」などと空に向かって怒りをぶちまける前に、もっと誠実に説明したらどうでしょう。区民は、そのことを強く期待しています。豊洲問題は、今や練馬区政にとってどうでもよいことでは決してありません。だからこそ、私は昨年11月の本会議、そしてこの予算審査の中で取り上げたのです。そして今、区として、記者会見を開かざるを得ないところにまで来ました。区長自身が御身の潔白を信じておられるなら、なおさら、もっと「説明責任」ということに意を尽くされた方がよいと思いますよ。

# by ikejiriseiji | 2017-03-12 12:04 | その他 | Comments(0)
練馬区は、先に取りまとめた公共施設の管理計画で、区立の保育所について「概ね10年を目途に20園の委託」という方針を打ち出しました。区立保育所は全部で60園。2005年以来、すでに20園が委託になっていますが、加えてさらに20園。今日の文教児童青少年委員会で、そのうち前半5年間で委託に移す10園の名前が報告されました。

b0017546_14275073.jpg
委員会では、いずれは区立60園全部を委託に回したいというような答弁もあったようです。保育園の民間委託については、当初から様々な議論が続いてきました。これからまた20園、ということで、考えるべきことも大変多いと思いますが、とりあえず候補となった園のリストだけ紹介しておきます。なお、H32年度(2020年度)委託開始の場合は、2018年度に事業者選定、19年度に準備委託という流れになります。

# by ikejiriseiji | 2017-03-10 14:29 | 子育て | Comments(0)

石原元知事の「訂正文」

石原元知事が、3日の記者会見での発言についての「訂正文」を公表しています。
     →原資料はこちらから

「訂正文」の中では、前川元知事本局長(現練馬区長)の名前を挙げて語った部分についても触れられています。前川区長が、記者会見で“反論”した部分です。2011年には都にいなかったということは周知のことであり、石原さんの勘違いであることは明らかです。問題は、この「訂正文」にある通り、2011年の協定書等は2001年以来の東京ガスとの一連のやり取りの総括であって、その中で節目となった2002年と2005年の文書には前川さんが部(局)長として関わっているということです。
石原さんは、前川区長を百条委員会で呼ぶべきと改めて主張しています。百条委員会かどうかはともかく、前川区長が説明すべきことは少なくありません。
(以下、「訂正文」より)

2 瑕疵担保責任の問題と売買契約や協定書の捺印について、私は、正直あまり記憶がないため、そう申し上げましたが、一部、誤解してお話してしまった部分もあります。
一つは、東京ガスとの用地取得交渉の担当者についてです。
東京ガスとの具体的な交渉は、私の知事就任後は、まずは福永副知事、その後、2000年10月以降は濵渦副知事に担当してもらいました。
濵渦氏から、交渉の細かな経緯について逐一報告は受けていませんでしたが、大まかな話は聞いていたかもしれないということは会見でお話したとおりです。
問題はその後で、私は、濵渦氏の後を前川現練馬区長が引き継ぎ、売買契約までやっているから前川区長に事情を聞けばよいというようなことを申し上げましたが、この点は誤りでした。事前にスタッフからは「前川氏は、東京ガスとの間の2002年合意書及び2005年確認書に知事本局長として押印しているので、東京ガスとの交渉経緯をよく知っているはずだ。その後、2005年7月に退職し、2005年9月、東京ガスに再就職したので、前川氏は売買契約には関係していない。」と指摘されており、また、配布した時系列表にも退職時期を掲載していました。
しかし、会見の際には、東京ガスとの間の上記合意書及び確認書の件と、2011年の売買契約の件とを混同してしまいました。この点、訂正させていただきます。
それはそれとして、前川氏にも是非百条委員会に出ていただくのがよいと思いますし、何故呼ばれていないのかも理解できません。

# by ikejiriseiji | 2017-03-08 09:45 | その他 | Comments(0)
前川練馬区長が、かつて都の知事本部(局)長であったとき、豊洲移転問題の中でどんな役割を果たしたのか。石原元知事が記者会見で名指ししたこともあって、注目が集まっています。
この問題での前川さんの反論は、こんな内容です。

知事本局は、都庁内の複数局が関わるさまざまな案件についての調整機能を有していますが、各事業局の実務や決定に立ち入る権限は有しておりません。豊洲の土地売買や土壌汚染の処理に関わる具体的な権限を有するのは、中央卸売市場長と環境局長です。知事本局長には、実務的な処理の権限はありませんし、実際にも、土地売買や土壌汚染の処理についても具体的には一切関与しておりません。知事本局の部課長も、その調整という範囲内での会議に出席したものです。
          (2017年2月13日 練馬区議会本会議での発言)

また、昨年9月に東京都総務局がマスコミの問い合わせに対して出した「回答」から、こうした文章を引用しています。

前川氏は、在職中、東京ガス株式会社に対する行政上の権限を有する業務に従事しておらず、市場移転に係る豊洲地区開発についても、知事本局は事業執行の所管局ではなく、行政上の権限を有していないため、東京ガスは、『在職中の職務に関連するもの』に当たりません。
          (たとえば前川あきおオフィシャルホームページ)

知事本部は2002年に発足し、2004年に局に格上げされています。この知事本部(局)は、あくまで「調整機能」を持つだけであって、実務的な処理権限、行政上の権限を持っていなかった――これが、前川さんの主張です。
確かに、知事本部(局)は具体的な事業を執行・担当する「事業所管局」ではありませんから、その意味では、実際的な行政上の権限、たとえば処分を行うとか、具体的な契約を交わすとか、そうした権限はほとんど持っていなかったかもしれません。しかし、そのことと、都の意思形成、意思決定の中で大きな役割を果たしたかどうかとは全く別なことです。誰もすぐにわかるように、意思の形成・決定は、最終的な権限の行使に先立って、様々な過程を経て進んでいきます。そして、どのような意思が形成され決定されたかが、最後の事業所管の権限行使の前提、条件になることは、行政の世界ではごくごく日常的にあることです。とりわけ、豊洲の問題のように、知事・副知事のトップダウンで動いてきたテーマ、かつ全庁的な対応が不可欠なテーマにあっては、この調整機能こそ決定的な役割を果たしたというべきです。

知事本部(局)の役割、機能、権限を、当の前川さんがどのように語ってきたか。都議会の会議録からいくつか拾ってみました。まず、2004年2月23日、組織改正で局に格上げされた時の前川本局長の発言です。

 知事本部は、都の行財政の基本的な総合調整及び計画、都市外交、報道に関する事務などを所管いたしております。とりわけ、各局との連携を強化し、全庁的な視点に立った調整を行うことが、知事本部の重要な機能であり、各局の事業について必要に応じ、横断的、総合的な調整を行い、都政の方向づけを行っております。
 こうした知事本部本来の役割を一層明確にするため、四月一日付で組織名称を知事本部から知事本局へ変更することとし、そのための組織条例改正案を本定例会にご提案させていただいております。
 また、知事本部が行う総合調整及び計画の中心的な取り組みの一つとして、重要施策及び重点事業の策定を行っております。重点事業は、原則として事業の所管局において予算化しておりますが、まちづくりや治安対策につきましては、新たな視点から事業を構築するため、知事本部においても予算を計上しております。今後、関係各局と調整、連携をとりながら事業を実施してまいります。

続いて、同じ年の10月13日、前川局長自ら局の事業の概要を説明したものです。

◯前川知事本局長 初めに…平成15年度における知事本部の事業概要についてご説明申し上げます。
第一に、都の施策・事業に関する全庁的な企画調整のうち、重要施策及び重点事業の策定についてでございます。
重要施策とは、都政の取り組みの方向を戦略的に示すため、網羅的にではなく、ポイントとなる政策課題を重点的に取り上げ、その解決に向けて、都庁全体で、横断的、総合的に取り組むこととしたものでございます。この戦略的な取り組みを推進するために実施すべき優先度の高い事業を重点事業として選定しております。
次に、各局事業の総合調整でございます。
知事本局は、都の行財政の基本的な計画及び総合調整を所管する立場から、全庁的な視点で各局の事務事業を横断的、総合的に調整し、都政の行政施策の全体的な方向づけを行っております。
次に、行政評価等の実施についてでございます。
都の施策や事業につきましては、不断の検証が必要となりますので、事務事業の必要性や達成度等を総合的に評価いたしております。
第二は、政策の企画・立案でございます。
知事の特命に係る重要な施策の企画、立案、調査及び連絡調整を行っております。また、顧問、参与に関する事務を所管しております。

そのほか、都市外交の推進、政府・近隣自治体との連携、米軍基地対策、首都移転、自治制度改革…と、前川局長が挙げる事業は極めて枢要・広範なものです。
こうした説明を聞けば、知事本部(局)の機能、権限が、少なくとも都の意思形成・決定という側面から見れば、極めて大きなものであったことは明らかです。豊洲移転にかかわる実務的な権限、たとえば土地の売買契約や環境対策の認定などの具体的で直接的な権限を有していないからと言って、豊洲移転や土壌対策に係る都としての方針、施策、評価に関わっていないということには決してならないのです。

前川さんは、意図してかどうかはともかく、ここでは明らかに問題のすり替えをしています。知事本部(局)が与えられた強大な権限を踏まえれば、豊洲移転に関わる大きな意思決定の過程で本部(局)長であった前川さんが負うべき責任は決して小さくないはずです。
前川区長は、昨年11月、本会議での私の質問に対してこう言い放ちました。
「前川区長が『豊洲の土地購入条件に関する東京ガスとの協議に関与してきた』とか、『豊洲移転に深く関わった都側の当事者の一人』というお話は、全くの事実誤認であります。」
みずからの関与がどのようなものであったかは、前川さん自身が語るべきことですが、少なくとも「深く関わった当事者の一人」ですらないなどという強弁は、おやめになった方がいい。私は、そう思います。

# by ikejiriseiji | 2017-03-06 23:37 | その他 | Comments(0)
3日の石原元知事の記者会見で、前川区長(元・東京都知事本局長)の名前が飛び出しました。
―以下、産経新聞のWebページより―

(司会) 私から最後に。石原さんは「私が全部しゃべると困る人がいる」というせりふがありましたね。誰が困るんですか。
「私はやっぱり、浜渦君の後継者でね、実際の契約を結んだ人物がいます。この人も転職もせずにいきなり東京ガスの執行役員に転出しましてね。都庁の中でも評判になったようですけれど。」
(司会) いま築地で働いている方に言いたいことは何か。当時の知事本局にいた前川氏という方を、都議会なり、知事が呼んで話を聞けば、交渉の経緯が分かるとお考えか。
「そうですね。前川さんという(東京ガスの)執行役員にも転向した方ですし、浜渦君の後、交渉に携わった方ですし、その人が一番、物事に精通しているのではないでしょうか。」

これを受けて、昨日3日の夕方、前川区長は緊急の記者会見を開きました。その様子も、各テレビ局や新聞が大小報じているところです。前川区長が当時、どのような役割を果たしたのか。その詳細や真偽はまだわかりませんが、しかし、一つだけはっきりしたことがあります。それは、前川区長が、当時の経過や自身の関与について自ら説明する責任を負ったということです。
区長は、昨年11月、私が一般質問でこの問題を聞いた時、本当に嫌な顔をしました――正確に言うと、副区長の口を通して、聞かれること自体が不本意だと言わせました。しかし、もうこうした対応は通用しないでしょう。

2016年第4回定例会の一般質問とその答弁については、区議会の会議録(こちら)で確認できます。また、このブログの以下の記事もご覧ください。

# by ikejiriseiji | 2017-03-04 19:49 | その他 | Comments(0)
今年4月入園分の保育所申込状況について書いた記事に、こんなコメントをいただきました。
「上京して10年、練馬区に住んでいます。
しかし待機児童の問題を考え、結婚を機に他の区へ引っ越す事にしました。
今の20代30代はお金がないのに、産め、働け、もっと消費しろ、でも将来の年金は当てにしないで貯金しろ、と言われてとても辛いです。
税金を沢山払っているのに、恩恵がなく、ただ、搾取されている感じがします。
石神井川沿いに住んでいます。毎年桜が綺麗で、今年の桜を前に離れるのはとてもさみしいです。
私たち若い者も住みやすい待ち作りをして欲しいです。
お返事はなくて構いません。」
とてもつらいです。「子育てしやすいまち№1」になった!などと浮かれている時ではありません。

待機児童問題、この春もまた、深刻な様相を呈しつつあります。いや、新しい広がりを見せていると言えるかもしれません。その象徴が「3歳の壁」の問題です。練馬区の待機児童対策は、0~2歳に集中的に保育の受け皿を作ること、具体的には0~2歳を対象とした小規模保育事業等の重点的な整備に加え、認可保育所についても、0~5歳ではなく0~2歳のみの定員設定で整備することが目立っています。練馬区の0~2歳児シフトは、他の自治体に比べてもさらに目立って見えます。
しかし、0~2際に特化した保育事業が増えれば増えるほど、新たな問題が鋭く浮かび上がってきます。「3歳の壁」です。この問題を考える糸口として、この4月入園分の3歳児の申込状況をまとめてみました。
b0017546_12531919.jpg
3歳児は、募集枠287に対して申込数は545。単純計算で、倍率は1.9倍にもなります。数字だけで見ると、0~2歳よりかえって厳しいとさえいえる数字です。この「壁」をどうやって“乗り越える”のか。区は、何をどこまで用意できているのか。実態に即して検証することが、今、大きな課題になっています。

# by ikejiriseiji | 2017-02-23 14:58 | 子育て | Comments(0)
区議会に、「受動喫煙」防止対策に関する陳情が4件、出ています。私が所属する健康福祉委員会に付託されているのですが、14日の委員会で、その審査がありました。
その中で出された資料に、主要国の受動喫煙防止法の施行状況(2012年時点)についての表がありました。これです。
b0017546_17345267.png
出典は、厚生労働省が管理するネットサイト・e-ヘルスネットのこちらです。
これを見ると、日本の「受動喫煙」対策がいかに遅れているか、一目瞭然です。日本では、受動喫煙対策それ自体を対象とした法はなく、ほとんど唯一、健康増進法の条文を頼りに進められてきました。

健康増進法 第25条  
学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。

しかし、読んでの通り、ここでの受動喫煙対策はあくまで努力義務であり、対象となる施設も、防止の方法も限られたものにとどまっています。これではまずかろう、とくにオリンピック等を開催するのであればなおさらだ――こんなところから国が受動喫煙防止のための法制定に動き出しました。昨年10月には厚生労働省が「受動喫煙防止対策の強化について(たたき台)」(こちら)を公表し、開会中の通常国会で法案提出かとも言われています。
法案提出の動きを受けて、各自治体でも、条例制定の機運が広がっています。区議会への陳情は、こうした国の動きに触発されたもののようです。いずれも、条例制定による義務的な規制を巡って賛否それぞれから議会としての判断を求めるものです。
実は、練馬区は、かつて条例制定の直前にまで行ったことがあります。2009年9月の本会議で、当時の事業本部長がこんな答弁までしているのです。

◎健康福祉事業本部長
はじめに、受動喫煙防止に関する条例化についてであります。
今回提出しております歩行喫煙等の防止に関する条例が、安全で快適な歩行空間の確保を図り、暮らしやすい地域社会を目指すことを目的としているのに対しまして、区民等の健康への悪影響を未然に防止することを目的として、公共的な施設内における受動喫煙防止に関する条例について現在検討しているところであり、今後しかるべき時期に条例を提案してまいりたいと考えております。

「条例提案をしてまいりたい」。ここまで答弁したものが消えてしまったのは、異例なことです。受動喫煙防止のための条例整備に対する利害関係者の抵抗がいかに強いか、当時、議会にいてひしひしと感じたことを覚えています。
さて、それから10年近く。国が法規制に動く中で区はどうするのか。法の内容もまだ不透明であり、条例については必要性も含め検討すべきことが多々ありそうではありますが、いずれにしても、受動喫煙防止対策は待ったなし。特に、労働者の安全衛生の視点からの議論はぜひ深めたいところです。法や条例の整備も含め、しっかりと踏み込むべきところに来ています。

# by ikejiriseiji | 2017-02-16 18:10 | 健康・医療 | Comments(0)
今年4月の保育所等利用申し込みの状況(一次分)が、公表されました。

細かい数字が並ぶ資料です。総括的な表を作ってみました。0-2歳について、募集枠と申込みの状況をまとめたものです。過去3年分も並べてみました。

b0017546_17292586.jpg

募集枠は、この1年でかなり増えました。しかし、申込数もさらに増え、単純計算で1,000人以上が枠を超過、倍率はほとんど改善されていません。
一次申込の結果は、今週末に通知されます。そこから、“保活”の苦しく辛い第二段階が始まります。二次募集枠への応募、認証保育所探し…。しかし、この間、認証保育所から認可への移行でかなりの枠を増やしてきた分、一次で入れなかった子どもたちの受け入れ先となってきた認証保育所の枠は減っている可能性があります。この4月は、昨年度までに比べてもむしろ厳しくなっているかもしれません。
前川区政は、この4月での「待機児解消」を明言してきました。区政の一端に立つ議員の一人として、待機児童を出さないためにできる限りのことをするもりです。ご意見やご相談、お寄せください。

# by ikejiriseiji | 2017-02-14 17:37 | 子育て | Comments(6)

練馬区議会議員・池尻成二


by ikejiriseiji
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30